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ワールドスクーリング・ワールドスクーラー
先日、私は初めてこの言葉を知りました。
「ワールドスクーリング・ワールドスクーラー」という家族のライフスタイルの言葉です。
皆さんは、ご存知でしょうか?
私は初めて聞いた時、
「どういうこと?」
「どういう状態なの?」
「子供はどうしているの?」ってなりました。
ワールドスクーリング・ワールドスクーラーとは?
まずこの「ワールドスクーリング・ワールドスクーラー」というのが、どういうことかの説明します。
ワールドスクーリングやワールドスクーラーというのは、
ざっくり言うと従来のホームスクーリングのノマド版という感じです。
子供は親と一緒に世界中を旅をしています。で、その間子供はどうしているのか気になりますよね。
学校の授業はというと、いろいろな形や方法はあるそうなんですけど、
ワールドスクーリング・ワールドスクーラーを実践している家族の多くは、ホームスクールなどを活用してオンライン授業で学習したり、オンライン塾で足りない部分を補っていたりするそうです。
アンスクール・ナチュラルラーニング
また、学校に行かないで、子供の自主性に合わせて教育を進めていく方法を
アンスクールやナチュラル・ラーニングとも言って、
子供自身が興味を持つことを深く探求していって、親はその手助けをする、
子供の興味に基づいて行う教育だそうです。
基本的には親の支援が必要とはなりますが、学校には行かずに学習すること
と、ウィキペディアに記載されています。
なのでこのワールドスクーリングやワールドスクーラーというのは
ざっくり言うと従来のホームスクーリングのノマド版って感じですね。
ホームスクーリング
ここでホームスクーリングというのは、一般の登校する感じの学校には通学せずに、お家で学習するタイプもあるし、ほかのホームスクールの生徒と一緒に講義を受けるタイプもあります。子供の自主性に任せて本人の学習する意欲・興味に従って教育をすすめます。
なので、ベースはお家で学習できるようにプログラムされています。
ということで、ワールドスクーリングやワールドスクーラーというのは
ホームスクール(子)とノマド的なライフスタイル(親)を掛け合わせたライフスタイルのことです。
ワールドスクーリング・ワールドスクーラーに対する疑問
ワールドスクーリング・ワールドスクーラーを初めて聞いた時は、とてもビックリしました。
そんな生き方、教育の仕方をしている人がいるんだ!と。
それと、とても楽しそうだなとも思いました。なんだかワクワクもしました。
とは言え、私も初めて聞いた時はいろいろと疑問が浮かびました。
学校へ行かないで子供の社会性への影響は?
おそらく初めてこの言葉を聞かれた方は、私と一緒でいろいろ「?」ってなったと思います。
まずは学校へ行かずに子供の社会性への影響は?についてですが、実践されている方の答えとしては、
こどもが変わり者や非社交的な人間になるかいう懸念はないと答えています。
というのも、学校の友達だけが友達じゃないと言うことです。
世界中で出会う人が友達になるので、年齢や性別、人種を飛び越えたお付き合いができます。
友達との付き合い方は、もちろん移動を伴っているので出会いや別れが多いですが
今はネットでどこにいても繋がっているので子供同士もネットを通じて繋がっているそうです。
ワールドスクーラーの方は、同じライフスタイルの方とのコミュニティがあり、たびたび会合をしているそうです。
確かに今はZoomがあったり、TwitterやFaceBookなどネットがあれば世界中どこにいても連絡がつきますよね。
親の転勤などで移動するのではなく、家族が好きなように自分たちの行きたい場所へ移動しているので、同じ仲間や友達とは ある期間一緒に行動して・また離れたりと
いい意味での距離感をたもった付き合い方をしているそうです。
両親が深く子供達の教育に関わらざるおえない面もあるので、
非行やいじめ、オンラインハラスメントといった問題も非常に少ないそうです。
自分で誰と過ごすのかを選択できるのも魅力だそうです。
学校の学習は?宿題はどうなっているの?
次に、学校の学習は?宿題とかはどうなっているのか?も気になりますよね。
基本的には決まったスタイルはなく、ホームスクールを利用したスタイルもあれば、先ほどお話ししたいわゆる学校という所には属さず、子供主体の教育の方法を取り入れているそうです。
そこに正解はなく、世界中が教科書、教育の場となっています。
例えば地理や歴史を学ぶために現地へ行き、実際に見て覚えたり。
為替レートでモノの値段を計算して算数を覚えたり。夜になると星が見える場所で星座を実際に見て覚えたり。
いろいろな国で会う人に話しかけて言語を覚えたり。
と、学習の仕方がより実践的な学習となります。
宿題やテストについては、他の生徒と比較するためにするのではなく、自分の理解度を図るためのものであるので、正解だったら一緒に喜んで、間違っていたらそこからまた学ぶためのツールとして宿題やテストを活用するということです。
従来の点数を与えるというのが目的ではないということ、
チェックして、子供の学習を導くためのツールであり、足りない知識は補っていけばいいという考えだそうです。
ワールドスクーリング・ワールドスクーラーというライフスタイル
なので、このワールドスクーリング・ワールドスクーラーというライフスタイルはとにかく親が子供の教育に、とても深く関わっていかないといけないなと思いました。
子供の教育に対して「責任」を持たないと大変なことになるなという印象です。
対面で先生に合わないので、やはり教育の主体に「親」が入ってこないと、なかなか子供だけで学ぶというのは厳しいかなと思います。
ワールドスクーリングで育った子供は社会人へ
このライフスタイルが始まってすぐの頃に挑戦している親は、やはり教育の経験者・関係者だったみたいです。
このライフスタイルは2000年代のはじめ頃から始まったんですが、もうすでにはじまってから20年近く経っています。
なので、その環境で育った子供は高等教育を受けて、もう社会人になっています。
すでにいくつもの事例があるので、もし実践していくならその方達の方法を参考にすることもできます。
小さいうちのオンライン授業は結構大変
実際に私の子供も先日まで2週間ほどオンライン授業を受けていました。
その様子を見ていましたが、下の子はやはり席にはずっと座ってはいないので
画面前からよく消えていました。
上の子でもやはり長い時間、画面の前に集中しているのは結構難しかったです。
子供の隣で、一緒に見てあげないと、わからないことがあった時に困っていたのでフォローがいるなというのが感想です。
でもこれが小学校の高学年とかになればもう少しオンライン授業に慣れていけるのかなぁとも思ったりしました。
親が深く教育に関わる
私は基本的には「モンテッソーリ教育」はとても興味深い教育方針だと思っています。
以前に別の記事でもお話ししましたが、子供の興味を引き立たせて、いろいろな体験ができて、自己肯定感も高まる教育の仕方なので、すごく興味があります。
このように子供の教育に親が関わっていくのも、いいなと思いました。
やっぱり現代の親世代は忙しくて時間がないというのが悩みの一つだと思います。
なかなか子供と関わる時間もとれません。
もしこのようなライフスタイルができたら、1日中子供と一緒にいることになると思います。
子供にとってもこんなに親と一緒に居れるというのは、もちろん大変な面もあると思いますが、とてもよい経験・思い出にもなるんじゃないかなとも思います。
新たなライフスタイル
私は旅行が大好きで、ただ、やはり子供のことを考えると、どこかに定住して学校に通わせないといけないなと思っていたので、こうやってマレーシアに海外移住しているわけですが、
こんな家族で旅をしながら教育までするライフスタイルもあるのかとビックリさせられました。
とても斬新で興味深いライフスタイルです。
もしかしたら、いつか挑戦してみたいなと思ったりもしました。
ということで、今回は「ワールドスクーリング・ワールドスクーラー」という新しいライフスタイルについてお話ししました。
今運営している、ウェブコミュニティーでは、いろいろな教育・目指すライフスタイルについてもお話ししています。
もしよかったらこちらのウェブコミュニティーのご案内をご覧いただき、ご参加頂けると嬉しいです。
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