マレーシアには現在150校以上のインターナショナルスクールがあって、今でも新しい学校がたくさん増えています。
教育移住したいと思っても、どうやって学校を選べばいいのかわからないという人も多いと思いますので、今回はマレーシアの学校の選び方についてお伝えします。
こちらを見ていただいたら、マレーシアで学校を選ぶ際の、判断の参考になるんじゃないかなぁと思います。
🔼こちらから動画でご覧いただけます。
Contents
【マレーシア】インターナショナルスクールの選び方
マレーシアで学校を選ぶ際の選択基準は大きく分けて次の3つです。
- 学校の種類
- 特徴、内容
- 学費
1つずつ解説します。
1. マレーシアの学校の種類
学校の種類には、大きく分けて4つあります。
- インターナショナルスクール
- 日本人学校
- ローカル校
- ホームスクール
インターナショナルスクール
1つ目はやっぱり、インターナショナルスクールです。
マレーシアにはインターナショナルスクールはなんと150校ほどあります。
イギリス式、アメリカ式、オーストラリア式、シンガポール式、カナダ式、IB校など、たくさんある学校の中から、それぞれお家の教育方針や予算に合わせて選ぶことができます。
日本人学校
2つ目は日本人学校です。
日本人学校は、マレーシアには4校あります。
駐在員のお子さんが通っているケースが多く、日本の学校と同じカリキュラムで授業が行われています。
もちろんマレーシアにあるので英語教育も充実しています。
週2回英語の授業があり、そこでは日本語を使わないのがルールです。
他にもローカル生との交流をする授業もあるそうです。
また住んでいるコンドミニアムの近くまで送迎バスが来てくれるので便利です。
送迎バスのルートは決まっているので家を決める前に事前にルートや集合場所は聞いておいた方がいいですね。
ローカル校
3つ目はあまり選択肢には上がりにくいですが、ローカル校です。
基本的には現地の生徒が通う学校です。
『マレーシア国籍がある人』というのが入学条件にあるため外国人はほとんどいません。
しかし、MM2Hを持っていたら入れるというところもあります。
ホームスクール
4つ目は最近利用する人が増えてきている、ホームスクールという新しい形のスクールです。
日本でいうフリースクールに近い形になるそうなのですが、インターナショナルスクールよりも学費が安くて、少人数制で先生のサポートが手厚く、ユニークな教育方針というのが魅力的なところです。
型にはまった教育ではなく、個人個人に合わせてくれた教育をしてくれます。
学校によっては生徒数より先生の方が多いところもあるそうです。
マンツーマンで教えてくれ、得意なことを伸ばしてくれる教育です。
それなので、「子供は人と違って当たり前」と意識するようになるのでコンプレックスを感じたりせず、
自分のままでいい、という自己肯定感の高い子に育っていく環境作りをしています。
というような選択肢があります。
インターナショナルスクールの特徴と内容
教育移住する人の多くは、インターナショナルスクールを検討されていると思いますので、
次にインターナショナルスクールの特徴、内容についてお伝えします。
インターナショナルスクールには、教育方針や、その内容が様々あります。
まずは、何式の学校に通わせるかを検討する必要があります。
- ケンブリッジ式
- アメリカ式
- イギリス式
- IBに認定されているかどうか
などの種類があります。
マレーシアは、イギリスの加盟国なのでイギリス式のインターナショナルスクールが多くあります。
例えば名門校のマルボロカレッジやほかにも、ガーデンインターナショナルスクールなどがあります。
また米国式やオーストラリア式などのカリキュラムを採用している学校もあります。
なかでも注目されているは「国際バカロレア(IB)」という資格が取れる学校があって、
IBは、ジュネーブで設立された国際バカロレア機構が認定する教育プログラムのことです。
IBは大学の入学資格に使えるメリットがあったり、世界に通用する論理的思考力や表現力、
コミュニケーション能力などが身につけられることです。
マレーシアでは認定校が年々増えています。
もちろん、ビシッと縦割りした感じの学校だけじゃなく、いろんな要素を取り入れたインター校もあります。
1校見学させてもらったインターナショナルスクールは、イギリス式やアメリカ式という決められ感じではなく、いろいろな要素が入って、なんというかマレーシアらしい人材が育つんだろうなと思う感じの学校もありました。
インターナショナルスクールの学費
最後に学費についてです。
ざっくりいうとインターナショナルスクールの場合、年間で1人、約2万リンギットからあり、一番高いところだと約15万リンギットくらいまで費用の差があります。
費用がここまで違うのは、IBを取れるかどうかや、何式の学校かにもよりますが、
どんな国籍の先生がいるかの比率によるなんていう風にもいわれていたり、
当然なんですけど、学校の設備がしっかりしているほど費用が高い傾向にあります。
料金と学校の内容は2020年1月現在の内容なので、最新の情報は必ず学校へ直接確認してください。
というのも、料金は毎年変動があります。または、キャンペーンもあったりします!
日本の公立に通わせることを考えると、インターナショナルスクールってとても費用は高く感じますよね。
それと、意外と休みが多いのでサマーキャンプやウィンターキャンプといった別プログラムを利用することになります。
そうなるとさらに追加費用がかかります。
別プログラムを利用しない場合だと、その期間をおうちで過ごすことになります。
学費の面は、少し余裕を見ておくのがいいと思います。
マレーシアの大学について
以上、ここまでが今回の学校選びについてなんですが、ちょっと補足的に、少し先の大学のお話しにも触れておきたいと思います。
マレーシアでの教育移住の特徴に、ツイニングプログラムというプログラムがあります。
どういったプログラムかというと、
最初の2年間は学費や生活コストの安いマレーシアの大学へ入学して、その後提携している海外の大学で卒業するという流れです。
そうすることで、提携先の大学での卒業資格を取得できます。
それと、デュアルディグリーという制度もあります。
これは、マレーシアの大学と海外の提携大学の両方の学位が取れる制度です。
こういった制度を利用すると、最初から先進国の大学で過ごすよりも圧倒的にコスパがよく、
かつ合理的に世界を巻き込んだキャンパスライフを送ることができます。
最後に
結論、『国際的な視野を持ち、グローバル社会を生き抜くための教育地』として、マレーシアは教育移住先としてさらに人気が高まる国だと思います。
以前に学校を視察させてもらった時にも見て感じたのですが、
授業にタブレットやPCを積極的に取り入れた授業が行われていたり、机に座って授業を受けるというスタイルではなかったり。日本の公立の学校よりマレーシアのインター校の方が進んでいるかなぁと感じました。
あとは教科書の代わりにiPadを使う学校も増えています
。
見学させてもらった学校では、休憩時間も学校のPCで遊ぶ小学生もいたり、iPadを見ながらピアノやギターを弾く子供もいました。
それを見た時は、私が小学生のときとはまるっきり違うなとびっくりしました。